九州むらせ 50周年

安心・安全

むらせの品質保証体制

むらせグループでは、食の安心安全を柱に精米HACCPを取得し、「精米・選別・包装・検査・出荷」の工場内全工程を管理する品質マネージメントを実行すると共に、業務の継続改善活動に日々取り組んでおります。

安心・安全・品質を支える『トリプル選別』

最終光選別機

選別されたお米は包装機に送られ製品化されますが、製品に糖玉、石等の異物を混入させないように、包装直前に異物除去専用の選別機ファイナルソーターを導入しています。
精米工程と合わせて光選別機を3回通すことにより、異物混入を限りなくゼロにすることができ高品質を維持することで自信をもって提供することができます。
流下式選別機・光選別機・金属探知機など最終精選を経ることで、初めて安心・安全といえる製品となります。

九州むらせ福岡工場製造工程

品質を徹底的に追求する『品質検査』

玄米・精米検査目視確認/白度・水分/成分分析/形質・異臭
○玄米検査
入荷した玄米は、運ばれた状態でサンプリング検査を実施。虫の発生・食害はないか、形質・状態(変色・臭い・酸化の有無)などの品質確認が行なわれ、合格した玄米だけを受け入れます。質の悪い玄米があったとしても、ここではじかれます。搬入時の検査に合格した玄米だけが、倉庫に保管されます。
○精米検査
最終的に高い安全性と品質を維持するために、形質、白度、水分含有率、成分・鮮度の判定、食味値の計測などが、専用の分析器で詳細に行なわれます。
ごはん検査硬さ・粘り/炊飯食味/官能試験 お客様のご要望によりお米・ごはんの分析を実施します。
実際にお米を炊いてみて、炊飯後の食感など、炊飯したお米に関しては、機械に頼るだけでなく、商品銘柄ごとに炊き上げ、五感を駆使して、美味しさの評価も行い数値では表せない、味もチェックしているので、更なる安心を得られます。
試薬検査新鮮度判定 お米は稲の種子なので、水分や温度などの条件が整えば発芽します。お米の保管状態によっては呼吸をし始めて酸化が進行します。お米の鮮度低下(古米化)とはデンプン質が硬化すると共に香りが低下し、酸化によって外観品質の低下を招くという事になります。お米の新鮮さを保つ為には「温度や湿度を調整できる貯蔵や保管」が大きなポイントになります。

検査項目とその目的

水分 米の水分は、貯蔵性の良否、食味などの品質要素に関係します。
白度 精米のとう精度が高くなるにつれて糠層が薄くなり、外観は白くなります。
濁度(無洗米) 精米に付着している糠等による洗米水の濁り程度が判断できます。
砕粒 砕粒が多いと炊飯時の食感に影響を及ぼします。
容積重(千粒重) 容積重の大きいものは粒の充実度が高く、貯蔵性も良くなります。
胴割粒 玄米の胴割粒はとう精中に砕米になりやすく、精米の品質に及ぼす影響が大きいとされています。
水浸割粒 水浸割粒の多い米を炊飯すると亀裂からでんぷんが流出し、飯粒が崩れることから食感に悪影響(ご飯が「ベチャつく」とか「ダンゴ状になる」など)を与えます。
穀粒判別器 カメラにて撮像することでお米一粒一粒の外観品質を判別。検体中の異種穀粒および異物を分類し、%にて表します。

生産と流通の見える化『トレーサビリティー』

製造された商品から産地までトレースできるよう、商品には製造ロット番号を記載しています。 どの工程を使用して作られたのか、どこから仕入れられた物なのか を管理しています。又、原料玄米と精米サンプルを一定期間保管し、品質の再確認もできるようにしています。その情報を基に原因究明ができる体制を作っています。

食の安心安全のために『精米HACCP』

精米HACCPとは

食品安全・品質管理・衛生管理・食品防御等に対してマニュアルの作成や記録、管理基準を設定し、安心・安全な製品を提供するための 精米工場に特化した工程管理システム です。
食の危害となりうる異物混入を防ぐため、工場内に3つの区分 「清潔区」「準清潔区」「 汚染区」を設け、入場時の衛生管理を行い外部からの異物持込リスクを低減しています。 製造ラインには風力選別機やふるい選別機 ・ 色彩選別機 ・ 磁石 ・ 金属検出機などを設置して異物混入対策を行っています。

  • モニタリングシステム

    工場内における様々な工程を可視化し、日常的に清掃活動を行うシステムを構築しています。

  • 精米技術の研究

    お米を精米する際、お客様のニーズは使用用途によって様々異なります。そのニーズに近づけるよう日々精米技術の研究を行っています。